α波状態は不安定な脳の状態で無防備だと言った。この状態を使って行者が修行するのだが、山にこもって座禅を組んでると、いろんな霊が寄ってきて悪さをするという。それに耐えるのがこの修行だ。お釈迦様もそんなことを言っていたから、あながち嘘でもないのだろう。α波の存在がまだわかってなかった頃でも、その状態の存在は認識しており、修行に使っていたのだ。そして、α波というものを科学者が見つけたのはいいのだが、その悪い面を検証せずに世に出してしまった。この罪は大きい。あと数十年もすれば、だれかがこのことに警鐘を鳴らすことになるだろう。人間は、大きな被害が出てからでないとわからない生き物だ。被害が出ないと対策しない。だからアニキは、被害が出る前に警告したいのだ。
アニキの哲学は、このブログを読んで少しでも気持ちが楽になってほしいと思ってる。決して脅かして終わりではない。何が言いたいかというと、物事の二面性を知って、それを克服する方法を探れと言っているのだ。
では、このα波状態での克服方法はあるのか!実はある。要するに、ストレスに攻撃されないように工夫すればよい。前述の通り、α波状態の時に心配事を考えるからいけないのであって、いやなことを考えないようにするのだ。そんなことできるのか?できる!じゃあ、どうするのかというと、α波状態になる前、つまりは瞑想に入る前にすべての困りごとや心配事を考えて、ある程度の答えを出し、安心して瞑想に入れる状態にしておくことだ。要するに、瞑想に入る前の準備だ。ほとんどの本では、身体をリラックスすることしか書いてないが、一番重要なのは、「瞑想に入ったあとに困りごとを思い出さない」ということなのだ。
でも、「今抱えている困りごとについて、ある程度の答えなんか出せないよ」というかもしれないが、そういう時には瞑想に入らないことを薦める。何でもそうだ、気乗りしないときは、やらないことだ。瞑想中に、運よく悩み事を思い出さないかもしれないが、それは心のやることだから、わからないだろう。仮に、瞑想中に悩み事や困りごとを思い出したら、即刻中止するべきだ。これが正しい判断だ。森の中で気持ちよく昼寝してる時に熊が出てきても、そのまま寝てる奴はいないよな。ま、そういうことだ。
結論から言えば、願望実現のために脳をα波にしたいなら、事前準備が重要だということだ。運動するときには準備運動を十分にするのと同じだ。願望を実現させるという野望があるのなら、それ相応の準備が大切だ。このことがわかってないから、願望が実現しないのであり、逆に傷を背負ってしまい、不幸になり願望から遠く離れてしまうのだ。
アニキは、このα波を例に話したが、一番言いたいことは物事の本質を見極めろということだ。この世は必ず二面性がある。よい面と悪い面だ。良い面だけ、悪い面だけという一面しかないものって、世の中には絶対に存在しない。もし片面しか見えていないなら、反対面は自分で探すしかない。じっくり見ていれば必ず見えるから、そこで判断すべきである。
「作用、反作用」は、理科の授業だけの話ではない。やはり学校は役に立つことを教えてくれるありがたい場所なのだ。