脳の謎でひとつ言い忘れたことがあるので、付け加えたい。脳波の話だ。
みんな知っていると思うが、脳は脳波というものを出す。そんなの当たり前じゃないかと思うだろう。でも、これって不思議じゃないか。現代ではその脳波にはいくつかの種類があるともわかっている。脳波とホルモンの関係や、感情と脳波の関係など、いろいろわかってきている。これはすばらしい実績だ。
では、人は何のために脳は脳波を出すのだ?なんで、こんなもの出す必要がある?脳の状態に応じて脳波を出すということはわかっていても、「何のためか?」を説明している文献はない。アニキは思う、自分の肉体をコントロールするだけなら、脳波なんか使わなくてもいいと。自律神経などの神経経路があるのだから、それを使えばいい。わざわざ電波のような手の込んだ手法が必要な意味はない。インターネットだって、LAN回線で充分な環境において、無線LANにする意味はあるのか、ということだ。そうだ、脳波は無線LANなのだ。インターネット環境において、無線LANにする意味とは何か?端末が多く存在する場合や、受信端末が遠くにある場合などだ。どう考えても、有線接続の方がデータを大量に正確に送れる。
何が言いたいかというと、脳波も無線LANであるということ。そして、これらの通信を必要としている何者かが存在しているということに気づくべきなのだ。遠くからの脳の通信を受ける受信機が、どこかに多数存在しているのではないか。そうなると、「脳波を出して、だれと交信する必要があるのだ。」という疑問が出てくる。ここにも、脳のもう一つの謎が隠されているのだ。
そう、実はこの脳波こそ、創造主への報告だとアニキは考えている。脳波のような波動は、特定の波長を持っている。波長は微弱電流であるから、電波と同じと考える。そして、電波は通信手段だ。異なる波長の電波を巧みに使い、相手と通信する。脳はこの電波を使い、肉体の状況を外部に報告している。そうだ、脳は肉体が知らないうちに、どこのだれかと通信しているのだ。
脳はいろいろな種類の脳波を出している。これだけでも、かなり怪しいといえるのだが、穏やかな脳波の時とそうじゃない脳波を出すときは、脳内から出るホルモンも違う。異常な脳波なんかもある。ここに注目だ。アニキは科学者じゃない、ただのサラリーマンだから、科学的なデータはいらない。アニキは、脳から脳波が出てるって話を聞くと、「俺の知らないうちに勝手に脳波を出して、一体だれと交信してるんだ」と考える。
で、この通信手段として使われている脳波だが、いいことも悪い事も誰かに報告されているのだ。以前の脳の謎の中で話したが、脳を機嫌のよい状態にすることで、願望は叶う。脳が願望を叶えるのではなく、脳が報告する何者かが願望を叶えるのだが、ならば脳にはよいことだけを報告してもらいたいものだ。
じゃあ、話を戻そう。そう、脳波だ。脳波でもα波というのが正常な心が落ち着いた状態で、寝ている時にθ波なんかを出しているという。アニキの知識はこの程度だが、これらの脳波は良いそうなのだ。良いらしいと科学者が研究してくれたα波やθ波が、脳が喜んでいる状態と考える。脳の機嫌がいい状態だ。ならば、この状態の時に脳と話をするのだ。よく、脳波をα波の状態にして、潜在意識に願望をすり込めと提唱している学者も多い。瞑想の時にα波になりやすいという学者もいる。アニキもここに注目だ。機嫌のいい人や感謝の心でいる時には、脳波はα波だ。逆に、日常に不満の多い人や心配性の人は、α波になりにくいという。これは科学で証明されている。
実はここに、願望実現の基本がある。機嫌のよい状態で感謝の気持ちで瞑想し、脳をα波にする。そして、願望を過去完了形で具体的に心の中に描き、潜在意識へ願望をすり込むと、奇跡が起きる。マーフィーの法則が現実化する。脳波をよい状態にするキーワードは「感謝の心」だ。不平不満の多い人は、絶対に願望は実現しないと断言できる。だから、感謝の心は間違いなく「脳の栄養」だ。悟りや願望実現や奇跡のカギが脳波にあるのだ。そして、カギである脳波を作り出すのは、感謝の心を常に生み出す「考え方」である。