女性の方が優秀だという考えが腑に落ちないかもしれないが、それは事実だ。現に、アニキは中国で仕事をしていた時、間違いなく「男より女の方が優秀だ」と思った。アニキのいた会社で、だれを昇進・昇格させようかと考えた時、客観的に見ると女性を選んでしまう。そして気がつけば、管理職の半分以上は女性がなっていた事実があった。アニキのいた会社だけではない、周りの日系企業の話を聞いても同じ状況だった。タイなども同様の事情であるという。男性が優秀じゃないと言っているわけではない。特にアジアなどでは、男女が本当に平等だ。力仕事なんかも女性がこなしている。仕事に差が全くない。そんな環境では、男女平等に評価せざるを言えないから、そうなると女性の方に優秀な人が多くなってきているという事実がある。アジア方面の海外勤務経験者にとって、これに異論はないだろう。なぜか!
「女性は目の前の仕事を一途に真剣にやる」能力を備えている。これが、どれだけすごい能力であるか、わかる人にはわかる。どんなに発想力がすぐれていようが、どんなに企画力があろうが、一途に目の前の仕事を真剣に取り組むことがどれだけすばらしいか。女性特有のこの能力が脅威なのであり、結果出世してしまうのだ。
では女性が優秀だということについて見てゆこう。女性は太古より、子供を産み育てるという役割を担ってきた。自然とそうなっていったのだ。カラダも筋力も劣る女性が狩りに行っても、成功率は低いし逆に猛獣に食べられてしまうからだ。しかも、妊娠中はカラダも重く動きづらい。この時期には他人のことはおろか、自分のことすら守り切れない。じゃ、女性はただ常に守られているだけの存在であったのか。
いや違う、女性は癒やしだった。戦い傷ついた男を癒やして、闘争心を回復させてやり、再び狩り場へと追い立てるのだ。そして、女性は、命を懸けて狩りに行く男の方が大変なんだからと、自分達はできることをやろうとした。そこで、自分達ができることを一途に真剣にやるという能力を身につけたのだ。前述の通り、この「一途に目の前の仕事を真剣にやる」という能力が女性特有の力だ。だから、細かい作業も苦ではない。長時間でも黙々とやり続けることができる。単調な作業でも集中力は持続する。世界中どの国を見ても、検査員は女性がほとんどだろ。単調で細かい作業は男じゃ無理なのだ。女性は細かいことに長時間集中できる能力があるのだ。
そしてなにより、女性は癒やしとしての存在だ。太古の昔より、感情が細やかであり、美しいものを愛でる心がある。同じ花を見ても、男と女では感動の大きさが違う、ということは証明されている。古文書にも書いてある。女性は大地から作られ、男は木の枝から作られた。男って、ホントにしょぼいよな。この観点から見ても、男は女の派生種だということがうかがえる。
神話の世界でも同じだ。「女神の技」って癒やしだろう。「男の神」は、天変地異などの力業で、あまり癒やしはしないよな。