ひ弱な日本人であるが、いかにそれが偉大であるかわかってくれたと思う。最後に、アニキが言いたい「日本人の偉大さ」をまとめよう。
アニキは日本人を褒め称えて終わりではない。何が言いたいかというと、繰り返しになるが、特別な訓練を積まなくても、自然体で優秀な国民だ。「道の精神」「心の強さ」を幼少より持つ日本人だ。さらに、つねに弱者であった過去の歴史と、現代の平和ぼけのひ弱な立場が、「日本人の偉大さ」を築きあげた。それ故に、個々で優秀なのだ。ということは、個人レベルで優秀な日本人は、今こそ海外へ出て日本人の親派を増やしてほしいと思うのだ。国内に引きこもっている場合ではないと言いたい。
いちいち言わなくても、皆わかるな!これからの日本の若者がやることは、先人が培ってきた親日の国をさらに増やすことだ。世界中が親日の国になるように、個人レベルでこれをやる。日本人ならそれが自然体でそれが可能だ!
どういうことかというと、海外に行って日本人のよさを広めるだけでよい。それは別に難しいことじゃない。日本人ならだれでも普通にできる。日本にいる時のように、相手の立場に立って行動すればいいことだ。周りに迷惑にならないように行動するとか、約束を守ったりとか、親切にされたらお礼を言うとか、にこやかに挨拶するとか、そんなレベルでいい。日本で生活しているそのままの姿を海外で見せればよい。特に、褒められるような行動を取るなんて意識する必要は全くなし。日本人の日々に行動、これだけですごいPRになるのだ。日本の政治家はそこがわかってない。
政治家の外交なんて、ただの日本のお金の寄付だけだろう。お金がもらえなくなったら、その国から見向きもされなくなり、国家関係が硬直する。そんな状況は外交とはいえないよな。国が結ぼうとしているのは、単なる利害関係だ。外交とは利害ではなく、友情関係だろ。しかし、今の国家では友情レベルの関係は無理だといいたい。な、だから「外交を国に頼るな!」ということだ。
友情を築くためにはまず、我々個人レベルで始めるのだ。それは、個人個人が海外で優しい行動をして、日本人の信用を着々と積み上げていくことだ。その一人一人の優しい日本人の行動が大きな信頼のうねりを生み、いずれその個々の行動が大きな流れを作り、日本との友情関係を結んでくれる。これを目指してやるべきじゃないか。
「俺には関係ない」なんて言ってる奴に、一言っておこう。おまえは運良く日本人に生まれたんだよな。生まれた時から戦争がなかった平和な国だったよな。子どもの頃から、食べ物に困ってないよな。そんな幸せな日本に生まれたことに、少しでも感謝したことはあるか!
日本に生まれたことに少しでも感謝するなら、政治家に頼らず、何か日本にとって役に立ついいことをしようぜ。しかも、大したことしないでいいんだ。自分ができることをやればいい。マンガのワンピースでもよく言ってるだろう。まず海外旅行へ行って、現地の人に親切にするだけ、これだけだ。な、簡単だろ。
ただ、ひとつだけ注意しておきたい。海外での日本人は、その行動を常に見られていると言いたい。これは、監視されているという意味ではない。行動面での話だ。日本人の行動は非常に評判がよく、そこを見られているということだ。ということは、下手なことはできないってことだ。よく認識しておいてくれ。日本人の評判を落とすようなことはしてはならない。たとえば、道路にゴミを捨てるとか、お金をごまかすとかの行為だ。まあ、その辺は常識だから愚問だと思うが。
もうひとつ例外がある。それは、現地日本人のエロい行動だ。日本人の夜のエロい行動は決して賞賛に値しないが、現地ではそれを生業としている人たちがいるのだから、この行動は、現地人のためにもなるから例外だ。日本人がエロいのは、それは日本人の特性として長所にもなっているから気にしないでよい。逆に、ぜひエロい行動も積極的にしてもらいたいが、節度を持って紳士的に事に臨んでほしい。
個人レベルの活動で国の信用力を上げ、外交をスムースにする。かつてそんな国は存在したことはない。アニキは言う、「道の精神」「心の強さ」の国だから、これができる可能性があると。ありがたいことに、先人達のおかげですでに親日という小さなベースはできあがっている。海外へ行って、挨拶しまくったり、ゴミ捨てなかったりして、みんなで日本人のよさを見せようぜ。そして何度も言うが、海外行ってやることは、日本でやっているのと同じように、「ただ人に優しくする」だけだ。
これからの時代は「強さ」ではなく、日本人が持つ「相手を思いやる気持ち」が世界をいい方向に変えるはずだ。