日本人の偉大さ(2/7) ~日本人特有の気質~
日本人の偉大さ(2/7) ~日本人特有の気質~

日本人の偉大さ(2/7) ~日本人特有の気質~

その偉大さとは、つまりは「日本人特有の気質」だ。では、この日本人特有の気質とは何なのか?今日は、この日本人特有のすばらしい気質を分析してみたい。

その日本人の気質としてまずあげられるのは、「律儀さ」だ。「時間厳守」「約束を守る」「怠けない」「上司命令の絶対」「協力の精神」などの「律儀すぎる気質」だ。諸外国では、ここまでの律儀さを一般人は持ってない。どの国を見ても、このような律儀さ実現している組織とは軍隊だけだ。軍隊意外にここまでの組織はない。軍隊はトップの命令が末端まで即座伝わらなければ統制が取れず、戦争に負けてしまう。そういう意味でいうと、トップ命令の正確な伝達は絶対だ。その目的から考えると、本来から言えば企業も同じであり、日本人はただそれを実行しているだけとも言えるのだ。しかし外人から見れば、軍隊と企業はどうも別物らしい。そう、日本企業は軍隊のそれと近いのだ。が、軍隊との大きな違いは、日本企業にはがんじがらめの規則は存在していない。日本人は、ひとりひとりの個人が、組織とはどうあるべきか、仕事とはどうあるべきかの重要性を認識しており、勝手にそれぞれの意識の中で判断して行動している。そんなに規則でギチギチに縛る必要はない。ここに日本人の特性のひとつの秘密がある。

ちょっと話はそれるが、ルールという概念について触れておく。社会で生きていゆく上で、ルールが必要だ。複雑な社会になればなるほど、複雑なルールが必要だ。で、ルールが複雑になればなるほど、ルールを管理する者が必要となり、ルールを解釈して一般人を導く者も必要になってくる。現代はそんな複雑なルール社会である。

では一体、ルールとはだれが複雑にし、厳しくしているのか?実は、社会の上層部(国や会社幹部)が厳しくしているわけではない。ルールとは、自分達で厳しくしているのだ。規則を守らないから規則はさらに厳しくなるであり、ルールが守られるのであれば、規則は現状維持若しくは緩くなるのだ。極端に言えば、ルールとは守られないから存在するものである。

実は、日本人はルールで縛らなくても、「なぜそこにルールができたのか」を自分で考えて、行動を起こすことができる。では、なぜ日本人はそんなことが簡単にできてしまうのだろうか!宗教信仰もあいまいな日本人は、別にそれが教義だとか、罰が当たるとか全く眼中にない。なぜ神様が見てないのにルールを守ってしまうのか。それは、日本人の考え方に答えがある。

アニキが考えるには、それは「道の精神」、これですべて言い表すことができる。「道の精神」こそ、日本人の特有の気質だ。仕事における日本人の律儀さとは、「道の精神」の中にある「責任感」「使命感」である。それは、「目的を意識して自らの行動を決める」という能力だ。ではなぜ、こんな「道の精神」が日本人には備わっているのだろうか。