なぜこれが出てこない?と思った人は多いはず。なぜアニキがワンピースを紹介しないのかと、首をかしげている方は大勢いると思う。何を隠そう、ワンピースこそがアニキの原点。自身の軸を求めはじめたキッカケだ。だからこそ、思い入れがあり軽々しく書けないのだ。ワンピースが良いのはすでに皆知ってるからである。知らない人がいるなら早く知るべきで、パソコンで「ワンピース」と検索してほしい。洋服のワンピースのことじゃない、マンガのワンピースのことだ。間違えないように。
アニキの考え・哲学を読み解くのに、ワンピース抜きでは語れないから、やっぱり書くことにした。 「ワンピース」のどこがいいのかと尋ねられたら、すべてがよくて答えきれない。「まず、だまされたと思って読んでみてくれ。」と、言ってしまうのではないだろうか。それだけ出来がよい。ワンピースを読んで悪く言う奴に会ったことがない。作者は本当の天才だとアニキは思ってる。
現在、単行本も72巻まで進んでいる。ストーリーとしては後半になるのだろうか。それもよくわからない。このマンガの良さは、ストーリーよりもエピソードだ。登場人物それぞれに重い過去のエピソードがあり、現在に繋がっている。その場限りのちょい役にさえもきちんとしたエピソードがある。それらのエピソードには泣けるものが多く、大変心が温まる。本当に人の心のあり方の勉強になる。レギュラーメンバーのエピソードなど、どれをとっても一級品の話だ。
アニキは全国の学校長に言いたい、学校の図書室に置け!と。そして借りた者には必ずレポートを提出させるのだ。マンガも貴重な日本の文化であり、本と遜色ない作品も日本には数多い。そう、ワンピースはマンガという日本の文化を通り越し、日本人の生き様、考え方、心のあり方を網羅した哲学書である。だから、外人が日本人の考え方を理解するには、ワンピースを読むことである。「日本にはワンピースがある!」と外人に言いたい。
そのレギュラー登場人物の個性にはそれぞれ生き方の軸があり、決してぶれない。それぞれの哲学と置き換えてもいいだろう。ルフィの哲学、ゾロの哲学、サンジの哲学、ウソップの哲学など、どの人物に憧れても人生は間違わないだろう。1つの物語において複数の哲学が学べる経典なのだ。まさに生きた図解教科書である。それが我々大人や女性にも人気がある秘密だ。その個々の登場人物の哲学についてもアニキには思い入れがあり、それらはおいおい解説してゆくつもりなので楽しみにしてほしい。