完成種である女は、有史以来随分回り道をしてきた。派生種である男に実権をずっと握られてきたからだ。カラダが大きくて好戦的な性格の恩恵によって、男は世の中を支配してきた。あたかも、男の方が優秀であるかのごとく振る舞えた。それはまやかしだ。過去ブログ「男は絶滅する」にも書いたが、そんな男の能力が必要な時代も確かにあった。だが、そんな時代はずっと前に終わっている。それなのに、男はその優位な状態を維持したいものだから、「男が優秀だ」という幻想とその固定観念を世の中に植え続けてきた。
世界を見てみろ。この21世紀に入っても世界は戦争ばかりで、全然平和になってないじゃないか。このことに早く気づくべきなのだ。これは男が実権を握り続けた結果であり、それが正しくなかったということだ。争いのない世に中になるのに、何年かかってるんだ?ということだ。いつも言っているが、アニキ哲学の理念のひとつ「物事の本質を見ろ!」を思い出してくれ。有史以来うまくいってないんだから、「本質が間違ってんじゃないですか?」ということだ。男が仕切ってきたことが間違えだったんじゃないのかと。
ここではっきりと生き物の本質を言っておこう。守る方が下位で、守られる方が上位なのだ。このことには何の説明も要らないだろう。どっちが主人でどっちがしもべかは明らかだ。この原点に返れば、人間という種としては男と女のどっちが上なのかははっきりしている。つまり、今の社会はそれがねじ曲げられているにすぎない。時が経ち、いつの間にかしもべに使われている社会になってしまったってことだ。うまい具合に男に使われているだけであり、そろそろ目を覚まさなくてはならない。戦争・環境汚染・貧富の差など、男が古代より実権を握ってきた結果がこれだ。これじゃ、地球滅亡にまっしぐらだ。人間が万物の霊長だなんて笑わせるよな。今後も引き続きこの地球を人間が統治してもいいんですか?という質問を、人間以外の生き物全部に問い正してみたいものだ。たぶん、ダメだと言われるだろうな。このままでは、人間の創造主は間違いなく人間を一旦滅ぼしかねない。
アニキが注目しているのは、出生における男女比だ。女の比率が上回っている時は、人類が平和へ向かっている証拠だ。男の出生率が高くなる時、何かが起こる前触れだ。男の比率が下がっているのを危惧しているが、これは人類にとっていいことなのだ。先にも話したが、ボディーガードとしての役割の男を増やさなくてはならない理由って何だ?そう、危機が襲ってくるということだ。世界的にその兆候があるなら、まさに天変地異か人間の天敵の出現となる。
そうさせないためにも、そろそろ人間という種の真価を発揮しなければならない。男が作ってきた中途半端な社会から、女性が実権を取り戻す時期だろう。母親は、どろんこ遊びしていた男の子に、それをやめさせる時期に来ている。今から世界的に女性への実権交代が始まる。世界のトップが徐々に女性に変わってくるはずだ。アメリカの大統領も女性になるだろう。日本はかなり遅れているが、日本の女性も男社会をひっくり返して日本を導く時代が来る。そのために、それぞれの人生において男社会をひっくり返す必要がある。女性達は個々において武器を磨き、武装して次の時代に臨まなくてはならない。
もう、世の中を男になんか任せてられないはずだ。人間の完全体の出番だ、女性諸君、是非がんばってくれ! 悩んでる場合じゃない。