夫婦の謎(6/12) ~夫婦をはき違えるな!~
夫婦の謎(6/12) ~夫婦をはき違えるな!~

夫婦の謎(6/12) ~夫婦をはき違えるな!~

 夫婦とは、決して空気のような関係ではない。そんなきれい事を言っているから、別れることになるのだ。「お互い言いたいことが言える関係になろうね」などと、どこかで聞いたことのあるこのフレーズも、試練なくしてこの境地にはたどり着かない。だから、「夫婦という親しい割にはそうでもないという関係」を長続きさせるためには、努力が必要なのだ。ほとんどの日本人は、夫婦関係をはき違えているから、うまくいかないのだ。仮面夫婦かマスク夫婦かは知らんが、表面だけの夫婦づらで終わらずに、外国の夫婦のように、少し努力して距離を縮めなくてはならない。

 そのために、知っておかなければならない最大の秘密がある。結婚生活で一番大事なことだ。それを教えよう。過去ブログ「サラリーマンの武器『営業力』」でも触れたが、「夫婦は他人」だということだ。そして、夫婦は友人の延長線上にあり、友人の発展系であるということを肝に銘じておかなければならない。なのに、そのことは結婚したらなぜか消えてしまう。この大事な前提が消えてしまうから、うまくいかないのだ。で、最もはき違えたらいけないことは、結婚したら身内となり、親兄弟と同じ扱いとなると思ってしまうことだ。ここが大きな間違いだ。法的な概念と気持ちの概念を同じにしてしまっている。だからうまくいかない。配偶者はあくまでも他人だ。そうだろう、配偶者との出会いはお友達からスタートしたんじゃないのか?自分の親から生まれたわけではなく、知らない他人の親から生まれてきたよな。ここがわかってないから、関係がおかしくなるのだ。そしてさらに、別々の育ち方で大人になってきている。いろんな家庭環境や経験を通して、それが習慣となって身についてしまっている。普通に考えたって合うわけがない。結婚前の時期は、お互いが気を遣っているから、合うように見えただけだ。よくないところも目をつぶれたわけだ。が、結婚したらそんな些細なことも気になってくる。そして、気を抜いた瞬間に、お互いの嫌な部分、すなわち自分と合わない部分が、居ても立っても居られなくなるくらい嫌になる。こんなメカニズムだ。

 昔々は合ったって?バカなことを言うんじゃない。明治大正時代は、女性がひたすら我慢しているだけで、べつに自然体でうまくいってるわけじゃない。女性側の努力のたまものであるだけだ。特に、この日本という国は、太古の昔より男尊女卑がひどすぎる。世界を見ても、ここまでひどい国はない。疑問があるなら、アニキ過去ブログ「男は絶滅する」をしっかりと読め!真剣に比べたら、人間としての能力はたぶん女性の方が能力は上だ。

 よかったなおまえら、日本人の男に生まれて。まあ、その地位も今世限りだから、充分に男であることを惜しめよ。それを噛みしめて立ちションしろよ。