「アニキの言う創造主とは、神様のことじゃないの?」という質問がよくある。創造主のことを神様と考えている人が意外に多いことに驚いてしまった。はっきり言っておこう。アニキ哲学において、神様と創造主は概念が異なる。神様は神様で、創造主は創造主だ。ここが混同してしまうと、アニキ哲学の理解が不十分となるから、その違いについて説明しておかねばならない。ほかの人がどう使おうかは知らないが、アニキ哲学においては違うということを、まずは知っておいてほしい。
創造主とは、言葉通り人間を作った存在だ。どこか遠くから人間を見ていて、人間の魂を管理している存在だ。創造主という名前から、すべてを作り出すのが仕事なのだが、まず、魂を人間界に修行に出すのが仕事だ。魂を人間界に修行に出し、魂に修行をさせることを課題としている。その目的は、魂レベルを上げることだ。それと同時に、世の中と人間を進化させようとしている。そのために、生前にあらかじめ魂と課題を決めて、どの親から生まれてくるのかも一緒に決める。で、現世に送り出し、寿命を全うしたら魂を引き上げる。それを何度も繰り返し行い、少しずつ魂レベルを上げてゆくことをサポートする。ただ、創造主にはPL法が適用されるから、製造者責任の立場で、問題のある魂を人生の途中で引き上げたりする業務も行う。そして、創造主は万能であり、ミスは決して起こさない。人間に与えた原始機能には、無駄なものはひとつもないのだ。創造主が行うことすべてには意味がある。
さらに創造主は、天災をも引き起こす力がある。人間の進化の方向性が間違っていると、天災を起こして「そっちじゃないよ」と教えるのだ。いわば、ニワトリをかごに追い込むような仕事だ。逆に言えば、人間の進化の方向性が間違っているというだけで、天災を起こして人命をいとも簡単に奪ってしまうはどうかと思うのだが、創造主にとって人間のカラダなどはどうでもよい。アニキ過去ブログ「原始機能『好み』」でも話したが、創造主にとって大事なのは「魂」であって、「カラダ」はどうでもよい。カラダは魂の乗り物であるから、取り替えが利く。しかし、魂は永遠であるから、一度その方向性が間違ってしまうと修正に多大な時間がかかるし、魂レベルが上がるどころじゃなく、下がっていく方向に向くからだ。そうなると、何千年も前から輪廻転生を繰り返して、魂レベルをせっかく上げてきたのが無駄になってしまうからである。
要するに、創造主とは魂の創造主であり、魂レベルを上げるサポーターでもある。魂の管理者である。そこでは、魂の方向性をも管理する。つまり、我々のような修行しに来た魂とは対局の立場にある存在である。