人間の創造主が一番嫌うことは、「心をいじめる奴」だ。いつもアニキは言うが、アニキ哲学の重要な部分だから、よく理解してくれ。自分とは、肉体ではなく魂だ。で、心とは魂の意識だから、心とは魂だ。魂は創造主が作るから、魂は創造主の子どもだ。つまり、魂の親は創造主だ。<br />
前回も話したが、今一緒住んでいる親はカラダの親で、子どもの本当の親は創造主なのだ。いじめられると親は怒るだろ。それと同じで、創造主にとっては、心をいじめる奴は、自分の子どもがいじめられていることになるから、それを平気でする奴とそれを見過ごす奴は許せないのだ。創造主ができることは二つ。ひとつは運を悪くすること。そして、もうひとつは呼び戻しだ。運の話は、また後日ブログ「運」のところで詳しく話すが、「呼び戻し」はもうわかるな。魂が魂の故郷へ呼び戻されるわけだ。<br />
では話を戻そう。前回の終わりに話した「自分の心だけじゃない、他人の心を伸ばしてやる」ということの意味はわかるか?誤解しないでほしいのは、やみくもにプレッシャーを与えることではない。自分の心はプレッシャーで育てる。プレッシャーの克服が成長だ。他人の心を伸ばすというのは「優しさ」だ。プレッシャーから救い出すことではない。せっかく成長のチャンスを掴んだのに、そのプレッシャーを他人が取り除いてはダメだ。プレッシャーを和らげてやるのが優しさだ。ここではき違えてはならないのは、甘さは優しさじゃないということだ。この概念の違いは、アニキ過去ブログ「『優しさ』と『甘さ』」を読んで、本当の優しさを与えてやってくれ。<br />
な、小学校から中学校という場所は心を磨くところだ。心が凝り固まった状態で社会に出て行くとどうなるか分かるか?ゆがんだ狭い心のまま大人になる。カラダという入れ物だけが大人になっても、肝心の中身がガキのままだ。大人になってからの方が気づきが多くなるが、それはいろんな壁にぶつかるからだ。狭い心のままじゃ、何事もうまくいかないから、「おかしいな?」と気づく。「なぜ、自分だけうまくいかないのか?」とか、「なぜ自分だけ運が悪いのか?」そこで立ち止まり苦労することになる。それはすべて、学校でもっと心についての勉強をしておけばよかったのだ。むかしの日本では、周りの人達が育ててくれた。悪いことは注意してくれた。注意された人も素直にそれを聞いた。昔の日本人には素直さがあった。この素直さも、心の大きな機能のひとつだ。これがなくなると、心に受け入れの準備が全くできない状態だ。自分の固定観念の殻で覆ってしまい、自分が悪いのに注意した人に対して逆恨みするようになる。これをやるから、創造主は益々運を悪くするのだ。でもうひとつ運を悪くする心の機能に、「感謝」がある。そして前述の「優しさ」だ。「素直さ」と「感謝」と「優しさ」が運をよくするのだ。何もしなくても、淡々と人生は過ぎてゆく。だが運があれば、人生を上向かせることができるのに。<br />
このしくみをなぜ学校で教えないのだろうか。一番人生で大事なのは、どう考えても「運」だろう。それ以外にはないはずだ。