アニキの「強者論」(1/4) ~現代の男の強さとは~
アニキの「強者論」(1/4) ~現代の男の強さとは~

アニキの「強者論」(1/4) ~現代の男の強さとは~

 女ってどういう基準で男を選ぶのか。男達は皆知りたいよな。実はこれには法則がある。ならば、それを知らずして自分を磨くことができないはずだ。そうすれば、もてる男になれるのだから。
 男は女にもてたい。これは太古の昔からの男の「原始機能」だ。創造主はそういう風に男を作った。で、女はかっこいい男が好きだ。これは、女の「原始機能」だ。このかっこよさだが、詳しい話は「かっこよさの定義」で話そう。
 で、かっこいいというのは、いつの時代もそれは外見よりも実は中身だ。「外見だよ」っていう女性がいるかもしれないが、それはあくまで趣味の話しで、人間の「原始機能」の話でしではない。何をかっこいいと思うかは、人によってもさまざまだ。
 以前のブログ「男は絶滅する」で話したが、太古の昔は女を守るのが役割だった。だから男は女よりも骨が太くカラダも大きい。これで、外敵から女と家族を守るのだ。じゃないと、自分も女も猛獣に食われてしまう。だからその当時のかっこよさとは、文句なしに強いことだった。肉体的に強いことはもちろんのこと、精神的にもタフなことだ。だから映画にもよく登場するだろう、根性比べみたいな競争が。女を賭けた決闘も、当時では一般的であったのは、時代の風潮だ。そんな時代だから、殺し合いも見世物としては申し分なく、強ければそれで英雄になれた。女はそんな強い男に憧れていたから、男達は皆、強くなろうと必死に努力した。そんな風潮も20世紀までで充分なのだが、今だに血の気の多い男は戦闘的な強さがかっこいいと思ってる。
 なら現在、どんなかっこよさを女は求めているのだろうか。間違いなくそれはお金持ちだ。女性はお金持ちが大好きだ。これは女性の原始機能だ。男もお金は好きなのだが、女のそれとは違う。男の場合、信念や理念がお金よりも上位だ。女の上位概念と異なる。男は「お金はわるいもの」という考え方の人間が多いが、女はそんなことは全然思ってない。たとえ口にしてても、それは口先だけのこと。
 だからこの現代、お金を持ってる男が「男のかっこよさ」なのだが、勘違いしてもらったら困る。本当に女が見ているのは、「お金を作る力がある」かどうかということだ。お金持ちは好きなのだが、ただお金を持ってる男と、お金を自由自在に生み出す男を区別している。前者の男に対しては、ただの財布代わりだ。後者にこそ、女は価値を見いだしている。お金を生み出すその能力が魅力的なのであって、単にお金を持ってることにはあまり価値はない。お金を生み出すことができる男とは、昔で言えば強い男だ。前述の通り、女は強い男に憧れる。この強さとは、時代によって変わるのだ。今はお金を生み出す力こそが強さの象徴であって、腕力の強い男はべつに何の意味もない。腕力を自慢する男に対し、「そう、すごいね」と口先では言うものの、心の中では「バカじゃない」だ。しかし、腕力があってお金を生み出す力もあるなら話は別で、女はすり寄ってべた褒めするはずだ。だから、お金を生み出せない男は、女にとって全く価値がない。
 つらい現実ではあるが、ましてや金のない男なんて、女にとってなんの魅力もない。男はここに気づかねばならない。