「意地悪ばあさん」を知ってるか!
「意地悪ばあさん」を知ってるか!

「意地悪ばあさん」を知ってるか!

 アニキは、自分の性格はだれの影響を受けたのだろうかと、ずっと悩んでいた。好奇心が強く、いたずら好き、あまのじゃく、臆病者。この部分の性格だ。哲学者的な部分ではない。アニキは実は二面性がある。ブログの展開からもわかると思う。堅い話と柔らかい話だ。どちらと言うと柔らかい話の方が好きなのだが、それではその辺のガキと同じだから、堅い話もしなくてはならない。

 で、話を戻そう。この「いたずら好き」は、何の影響かと考えたら、実は「意地悪ばあさん」だったことに、最近気がついた。皆、意地悪ばあさんを知ってるか?

 「意地悪ばあさん」は、長谷川町子のマンガだ。もう死んじゃったけど、サザエさん描いた人だ。アニキがガキの頃、家にあるマンガといえば、のらくろ、サザエさん、意地悪ばあさんだった。アニキの親父の好みだ。家の中によくころがっていたから、ひまな時には拾って読んだ。知らないだろう、サザエさんって、4コマまんがだったんだぞ。ほとんどセリフがないから、ガキでも読めた。そこに、意地悪ばあさんだ。これが、ブラックなんだよ。今で言えば、植田まさしのマンガみたいな感じだ。主人公は婆さんなんだが、こいつが悪いんだよ。いたずら好きで、ガキだましたり、生意気なオヤジに太泡吹かせたりと、かなり小気味がよい。見てて気持ちがスッキリする。

 で、一度ドラマ化したことがあった。婆さん役は、青島幸男だ。知ってるか、元東京都知事だぞ。アニキから見たら、青島幸男は都知事じゃなく、意地悪ばあさんだ。ドラマなんだけど、ひでーんだよこの婆さん。このばあさんのやることはホントに悪いんだよ。アニキの感じでは、ドラマの方がマンガよりきつかったように思える。架空のマンガを上回る悪さを発揮するこの婆さんに、同情の余地は全くなかったな。ふつうなら、あんな婆さんは袋だたきだよ、ほんと。で、悪いことしても逃げ足がすこぶる速い。あっいう間に、逃げ切るんだ。ありゃ、婆さんじゃないな。なぜ、青島幸夫が都知事になれたのか不思議だ。確か、意地悪ばあさんやったあとに都知事になったはずだ。意地悪ばあさんのインパクトが強すぎて、何かやってくれんじゃないかって、期待があったのかもな。

 そんな「意地悪ばあさん」は、戦後復興の日本人の心の支えとなったマンガだ。サザエさんと意地悪ばあさんがなければ、日本人の心はゆがんできていたかもしれない。今、全世界から賞賛を受ける日本人だぞ。東大震災が起こった時、アニキは中国にいた。そこで、中国人から絶賛された日本人に、アニキは正直目が潤んだよ。「日本人って、すげー」と。すごいのはアニキじゃないんだが、日本人褒められるとうれしいんだよ、海外にいると。これ、海外で仕事してる日本人は、みんな思ってんじゃないかな。海外出ると、日本人であることがすごく誇りなんだよ!海外の仕事はきついけど、この誇りが支えになるんだよ。この感じわかるかな。若者よ、日本でくすぶってないで、表に出てみろ!もっと、本当にいろんなことが見えるぞ。器大きくしたかったら、表に出ることだな。海外の情報をニュースで見てもダメだ。眼でみて耳で聞くだけだよな。アニキはいつも言ってるはずだ、「目じゃなくて心で見ろと、耳じゃなくて心で聞け」と。心で見たり、心で聞いたりするのは、絶対自分で行かなきゃできない。まずは、ちょっとした旅行でいいんだ、何でも、覗くことからスタートだ。女のカラダに興味持ったら、まずは同級生を覗くことからスタートするだろ。それと同じだよ。

 おっと、ごめん。熱くなりすぎたぜ。「ちょっと海外へ行ってみな」って話は、いずれまたするから、待っててな。それで、ここで言いたいことは、「意地悪ばあさん」読んでみなってこと。もう絶版になってるかもしれないが、日本人を知る意味でも、全巻読んでみる価値は必ずある。サザエさんもぜひ、マンガ本で一度読んでみることをオススメする。

 アニキは言いたい。小学校の図書室にもぜひ置くべきだ。そして、読んだあとに道徳の授業だよ。ここからも、世界から絶賛されてる日本人の心を学べるはず。先生もそう思ってるはずだ。教科書からだけ学ぶんじゃ、人生薄っぺらだってこと。生きた授業を受けたいよな、皆!

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