秦の始皇帝って、悪い奴じゃなかったっけ?そんな印象を根底から覆す。「キングダム」はマンガである。アニメにもなっているからご存知の人は多いのではないかと思う。そう、このマンガは秦の始皇帝の物語だ。
アニキはいい大人だから滅多にマンガは読まないのだが、たまたま行きつけの眼科の待合室で手に取ったヤンジャンの中に掲載されていた。夢中になったね、治療が終わったあとも待合室で残りを読んだ。そして、これは1巻から読まねばなるまいと。で、この主人公「信」って実在してたの?なんて興味も引き、秦の始皇帝の本を探す始末。はまったよ、やられた。なんだ!このストーリーの展開は。現在32巻まで出てるが、どの巻も駄作はなく、物語もまだまだ序盤だ。今から読んで、早く皆に追いつけ。作画に好き嫌いはあるだろうが、マンガを目で読まないアニキには関係ない。アニキは、マンガは心で読むからだ。
登場人物の細かい描写がすばらしく、それぞれの魅力もすばらしい。敵もかっこいい人物が多く、敵側をひいきして読むのも一興だ。大物の敵が続々と出てくるのだ。こんな敵にどう立ち向かうのだ!と、はらはらする。久しぶりに大評価のマンガだ。登場人物に「王騎将軍」ってのがいるんだけど、こいつがすごいんだ。どんだけ強いのかって感じ。風貌はキショいが、人間味があって好人物。また、「れんぱ将軍」ってのもいるんだけど、鬼だよ鬼。というように、すごい人物盛りだくさんだ。「将軍」という立場についての見解も納得できる。何でも腑に落ちるって感じだ。
この漫画家は知らなかったけど、歴史小説家の能力を兼ね備えた漫画家だ、すごい。久しぶりに熱いものを感じた。いずれにせよ、読んで熱くなってるだけじゃダメだ。これからの人生に生かせよ、かなりのエッセンスが含まれてるぞ。何十万円もする自己啓発セミナー受けるくらいなら、これ全巻読め。それぐらいの価値がある。
今日の格言「 いいマンガは人生を変える。」